Book Report 19
「お金2.0」(佐藤航陽)
久しぶりにボロボロにした本。
時間をかけて読み漁った。
ずっと読みたかったビジネス書で、今年はサッカーの本しか読まないとか言ってたけど我慢出来ずに買ってしまった。
簡単に言うとこの本は予言書のようだった。
お金の話を飛び越え、今後世界がどうなっていくのかがかなり明確に予言されている。
彼はデータを扱う会社を経営しているので、日々向き合っているその膨大なデータから、正確な未来予想ができるのだろう。
それでいて「お金とは」と言う部分も外してはいない。
本質的に、歴史を絡めてちゃんとお金を説明してくれているし、分かりやすかった。
自分が代表をしている社団にも活かせることが沢山あった。
この本を通じて、Facebookのザッカーバーグの言葉にも出会えた。
”自分の人生の目標を見つけるだけでは不十分だ”
”僕らの世代は新しい仕事を作るだけじゃなくて、新しい「目的」を創り出さなくちゃいけない”
面白い。
資本主義の矛盾の話も面白かった。
資本主義が成立した時点で、破綻することが決まっていたという識者の提言。
そして、自分を極めろという視点。
自分と向き合うことが未来を考える上でどれだけ大事か。
俺はOFFが嫌いで、どうしても予定を詰めてしまう。
少しでも時間があったら人に会うことを考えるし、作業や思考は早朝と夜中と合間の時間でいいだろうと。
でも、この本に出会い、少し考えが変わりつつある。
自分にたっぷり時間を使うために、OFFは必要かもしれない。
旅行とか、友達とランチとか、そんなのには興味はないが、OFFはいるかも。
まとまった時間がいるのかもしれない。
お金の理解を深めるために買った本だけど、色んなことを考えるきっかけになった。
また、いい本に出会った。
「読書とは思考の破壊。 ゆえに創造。」
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