Book Report 16
『ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする』(中野吉之伴)
友人から貰った本でドイツA級ライセンス保持者の中野さんの本。
ドイツの育成には興味があって、中野さんのことも結構調べたりしている。
この本はサッカーのパフォーマンス育成ではなく、教育論に近い内容になっている。
ドイツにサッカーが根付いている理由や、ドイツのサッカー教育、学校教育について知ることができた。
指導者の関わり方としては、結構僕の考え方と似ていて、そこまで大きな発見はなかったけど、今後自分が犯しそうな失敗だったり
挫折を仮設として組みやすくなったので良かったと思う。
教育方法や育成方法に正解はないが、不正解はあると思っているので、不正解を出す指導者にならないようにしたい。
そして育成の難しいところであり、面白いところが「選手によって最適なアプローチ方法が違う」というところだと思う。
だから僕はメソッドにあまり興味がなくて、作るならフレキシブルなものが適していると思う。
選手が自分で問題を発見して、思考・行動して、解決する。
この流れを経験させてあげることが重要だと思っていて、だからこそ失敗は沢山させたい。
問題を問題だと認識するのにある程度の量の失敗が必要だと思うから。
結局、僕は選手を自分の思い通りの選手に育てていきたいのではなくて、
選手が問題に対してどう解決していくのが見たいのだと思う。
だから「こうしろ」はないし、「これが正解」もない。
選手にしてみれば教えてくれと思うかもしれないけど、教わってたら伸びないしね。
ただ、サポートは全力でする。
今後も目の前の問題に固執しないで、選手の10年後を考えながら、我慢して志導にあたりたい。
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