Book Report 13
『脳を鍛えるには運動しかない!』(ジョンJ・レイティ)
久々の専門書。
今回は前々からやろうと思っていた脳についての本を読んだ。
サッカー界(スポーツ界)には”気合”や”根性”という考えが根強く残っていて、
それが全て悪いとは思わないけど、育成年代の選手にとってはマイナスに働いていることが多いように思う。
指導者の感情のはけ口として使われたり、説明不要のふわっとした概念でごり押しする人も多い。
選手はそれに対して「なぜ?」と言えない人が多い。
僕が聞いた話だと、オランダでは所在の分からない心を鍛えるのではなく、脳を鍛えるアプローチととっている。
足を鍛えるならスクワット。
腕を鍛えるなら腕立て伏せ。
じゃあ心はどうやって鍛えればいいの?
この答えを僕は出せなかった。
辛い経験をすれば心が強くなるなんてのは感覚値でしかないので、
自分に対してだったら最悪いいかもしれないけど、選手たちにそれを強要できない。
だから説明ができそうな脳のことを知ることを始めてみる。
この本で、「脳を鍛える」とはどういうことなのか?ということや、
不安、プレッシャーを受けるプロセスは大枠理解できたり、収穫はあった。
かなり時間はかかったけど、必要なことを知れたように思う。
まだまだ基本を知っただけなので、さらに深い知識を得るとともに、
自分を実験台にしながら、根拠のあるものを積み上げたいと思う。
0コメント