Book Report 5
『サッカーマティクス』(デイヴィッド・サンプター)
数学者の書いたサッカーの本。
「サッカーは数学だよ。誰がフリーマンになるかが最も大事なんだ」
僕は中学生の時に、ヘドヴィヘス・マドゥロという人物のこの言葉に出会ってから、
数学とサッカーを結びつけて考えてきた。
おかげで中学生の時は数学の成績がよかった。
定期試験で3回連続で満点を取ったこともあった。(自慢)
色々な角度からサッカーを見るのは面白い。
ピッチ内のポジショニングや各チームの戦略・集団行動としてのサッカー・シナジーを生み出す条件・ピッチ外での仕組みなどなど。
なぜリーグ戦での勝ちチームには3点が与えられるのか。
考えたこともなかった。
ポジショニングは図形として表され、細かなデータが取られる。
データにあまり意味がないこともわかった。
大事なのはデータを使いこなすこと。
改めてサッカーの魅力を再認識。
思えばサッカーって、エンターテイメントとしては不完全すぎやしないか?って最近思う。
どんな試合展開になるのかわからないのに、会場に足を運ぶ人たちがいる。
0−0の退屈なゲームかもしれない。目当ての選手が出場しないかも。
エンターテイメントとしてはリスキーなのかも。
だからこそ、可能性を感じる。
時代は一方通行の完璧なものを求めていない。
これからくるのは相互関係(水平関係)の不完全なものだ。(絶妙な不完全さが必要)
サッカーはもっと面白くなる。
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