Book Report 26
『嫌われる勇気』
アドラー心理学について書かれていて、長く売れ続けているこの本。
本棚を漁っていたらあったので読んで見た。
対談形式で書かれているので読みやすかったが、アドラー心理学についてはあんまり新しい発見はなし。
対人関係の悩みを抱えている人にはいいと思う。
結局、人がどうこうというのは言い訳であって、自分がどうあるか。
本の中で、人のスタンスは変えられない、変えられるのは自分だけ。
というようなニュアンスが出てくるのだが、指導者としてはこのような感覚は大事だと思っている。
指導者はどうしても「自分が見ている子は全員サッカーを大好きにし、上達させなければならない」と思ってしまう。
この意識自体は勿論大事だけど、やるのは結局選手であって、自分じゃない。
指導者が出来るのは働きかけまでで、結局選手自身にかかってる。
どうやったってサッカーが合わない子供だっているだろう。
だからこそ、サッカーだけを武器にしていてはダメなんだ、指導者は。
サッカーを奪われても、指導者であり続けられるか?
そんなことをこの本に問われたような気がする。
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