Book Report 20
「PITCH LEVEL 例えば攻撃がうまくいかないとき改善する方法」(岩政大樹)
Book Reportもついに20回目。
20回目はもちろんサッカーの本。
先日フットボリスタ・ラボのイベントでお会いした岩政さんの本。
簡単に言うとサッカーの自己啓発本のような感じ。
考え方とか、物の見方とかが岩政さんの観点から書かれていて面白かった。
改めて考えさせられたのが、サッカーと人生の関連性について。
言葉–勝敗の分かれ目–判断と想像力–戦略と対応–技術と心構え–成長の仕方–思考
全てが人生と直結している。
サッカーは”人間が出る”ゲームだと思っている。
だからこそ人間的な成長とプレーヤーとしての成長が繋がっているのだと思う。
これはサッカーをプレーする人にしか分からない感覚だと思う。
ピッチ内での人間性が試合を決めることは多々ある。
だから、指導者はプレーすることをやめてはいけないと再認識した。
ピッチ内での感覚を忘れると、選手との意思疎通が阻害される。
指導者は言葉だけに頼っていては駄目だ。
指導者は現象だけ追っていても駄目なんだ。
その背後に何があるのか。
現象の理由を想像しないといけない。
仮説を立てないといけない。
検証しないといけない。
そこがないとただの頭でっかちになってしまう。
選手に理論を振りかざす”先生”になってしまう。
そんな危機感を改めて植え付けてくれたこの本と、著者である岩政さんに感謝したい。
「読書とは思考の破壊。ゆえに創造」
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