僕が観たルヴァン杯
昨日、ルヴァン杯の決勝を生で観戦してきた。
チケットはいただいたものです。
貴重な経験をさせていただきました。
ありがとうございました。
埼玉スタジアムがある浦和美園駅まで2時間弱かけて向かい、駅に着くと15分ほど歩く。
その道の途中で、歴代のナビスコ杯の優勝チームのバナーが飾られていた。
すごい良いと思ったんだけどバナーを貼ってあるだけで、もう少し何かできることがあるんじゃないかと思った。
その試合の概要(マッチレポート的な)を隣に掲げとくとか、
その当時のユニフォームも一緒に飾るとか。
会場に入ると最高の雰囲気だった。
実は埼玉スタジアムに行くのは初めてで、サッカースタジアムなので見やすい。
席も最高だったので尚更最高だった。
ちなみに席はこんな感じ。
ジュニアの指導者をしている仲間と、先日イベントで繋がった分析官の方と3人で試合を観た。
(この分析官の方は去年まで海外でガッツリ働いていた人で、ウエストハムやSVホルン、サウサンプトンとの関わりがある凄い人。笑)
試合が始まると3人とも集中してしまって、会話はほぼなし。笑
ハーフタイムには各々が思っている事をディスカッションした。
僕が感じたことは4つ。
①開始直後の得点と両チームのスタイルが相まって、試合の構図が決まった。
ボールを持って試合を支配するスタイルの川崎フロンターレが
ボールを持たずに試合を試合するスタイルのセレッソ大阪に
先に点を取られたことで お互いの戦い方がより明確になり、試合に動きが出にくくなった。
前半終了時点でフロンターレのボール保持率は63%。
ただ、肝は試合をどれだけ支配していたかだ。
②1タッチと2タッチの時間の差はかなりでかい。
フロンターレを見ていて感じたことは、”上手い”と”遅い”の2つ。
ボールを失わずに攻めるのはとても上手いけど、早さがない。
ここで言っているのはサッカーのスピードで、どれだけ早くボールを止めて蹴ることができるか
どれだけ早くポジションを取れるか、判断できるかなどの複合的な早さのこと。
人がゆっくりの時はボールが早く、人が早い時にはボールがゆっくりなのが
ポジショナルプレーのチームに必要な一つの要素で、
人もボールもゆっくりしていたフロンターレの攻撃は
機能していた場面ももちろんあったけど、セレッソを休ませてしまったように感じた。
チャンスはやはり1タッチプレーから起きたり、
2タッチが最速な場面で2タッチを選択したり、と言った場面が多かったような気がする。
中でも1タッチと2タッチの時間の差はでかい。
その時間の差がスペースに影響を与えて、相手の守備をズタボロにして行く。
③人を攻略できる選手が貴重
フロンターレはボールを落ち着いて持つことができていたので、
相手を固める(集まる)ことができていた。
結果、サイドに広大なスペースができてそこに
1対0や1対1を生み出すことができていたのだけど、これを活かすことができていなかった。
出せるのに出さないのは理由があるんだと思う。
そこで1対1になっても攻略できないから出さない。
グループでゴールに迫りながら、個人を攻略できる選手がいたらもっとセレッソは厳しかったと思う。
④生で上から見ると、11対11が1対1に見える
最高の場所で観れたおかげで、11対11のゲームを1対1で観ることができた。
1つのチームと1つのチームが戦っていることが見えた。
大局と狭局を同時に見れる天才がゲームを支配できることがめっちゃわかった。
あの視点があれば11人を動かすイメージが出てくる。
小さい頃から上からの観戦をしたほうがいい。
そのための道具を最近知ったのでどうにかして根付かせていきたい。
0コメント